プラスチックの試作、少ロット生産ならサンシーグループ。

樹脂製品の切削加工・成形加工に幅広く対応致します。

代表ブログ

樹脂に添加物を加えてプラスαの価値を生み出す技術
2015年04月27日

プラスチックの特徴は金属と比較して低価格であることや、軽量、加工のしやすさなどが挙げられますが、それ以外にもプラスチックの大きな特徴は“添加物を加えることで樹脂に様々な機能を持たせることができる”ということです。

例えば、難燃剤を加えることでプラスチックが使える用途を多くしたり、抗菌作用を持たせるものを加えることで玩具などをお子様にも安全に使用できるようにしたりするなどです。そのままではただのプラスチックかもしれませんが、添加物を加えることで新しい機能が生まれ、それを使用・加工することでプラスαの価値を提供することができます。

当社サンシーグループにおいても、これまで様々な添加物を樹脂に加えて新しい機能を作ってきました。
その代表的なものが樹脂に蓄光塗料を加えることで光を吸収し、暗闇で光を放つものです。この新しい樹脂を例えば電車の吊り革に使用することで、もし停電で電車内が暗闇に包まれてしまったとしても、吊り革の光が社内を照らして乗客の安心安全が守られる、という価値をもたらします。
このように突然暗闇に包まれてしまう可能性がある空間にこの蓄光塗料を添加したプラスチック素材を活用することで、“もしも”の時の安全を作ることができます。

また最近では、“樹脂のハイブリット化”とも言うべき新しい技術が生まれてきており、樹脂と炭素繊維を混ぜ込んでより強度を強くした素材を作るなど、今後の新しいプラスチックの在り方がでてきました。当社でもこの新たな加工技術を活用した製品開発を進めております。

このようにサンシーグループでは今まで無かった新しいプラスチックの活用方法を日々考え、そしてお客様と一緒に開発しております。

「こんなことできないか?」「こんなものを作りたいんだけど…」といったご要望に応えられる技術力が私たちにはあります。


サンシーグループ 代表 内田謙治郎